Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

個情委、四谷大塚に行政指導 - 子どもを守るため特に注意必要

四谷大塚では責任者を配置していたが、人的なリソース不足などを理由にコンプライアンスやリスク管理に関する部署を設置しておらず、組織体制の整備が不十分だったことを行政指導の理由に挙げた。

メディア関係者より同社に対して情報提供があり、8月10日に事態が発覚したが、おおむね3から5日以内とされる速報の提出が58日目となる10月6日だったと指摘。確報も65日目となる同月13日となるなど、報告する体制が機能していなかった。

また定期的な内部監査が実施されていたものの、個人データの取り扱い状況を十分把握しておらず、安全管理措置の見直しが十分行われていなかったことも問題視している。

個情委は同社に対し、個人情報漏洩の兆候を把握したり、実際に発生した場合に対応できるよう体制を整備するよう指導した。

個人データの取り扱い状況を確認する定期的な監査の実行をはじめ、再発防止策を確実に実施し、5月31日までに実施状況を報告するよう求めている。

(Security NEXT - 2024/02/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意