「VMware拡張認証プラグイン」に脆弱性 - 削除か無効化を
「VMware」製品において多要素認証やシングルサインオンなどの認証機能を提供するプラグイン「VMware拡張認証プラグイン(VMware Enhanced Authentication Plug-in)」に深刻な脆弱性が明らかとなった。同社は削除や無効化を行うよう求めている。
同社は現地時間2月20日にセキュリティアドバイザリを公開し、認証を中継する脆弱性「CVE-2024-22245」、セッションハイジャックの脆弱性「CVE-2024-22250」について明らかにしたもの。重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。
脆弱性を悪用されると、ウェブブラウザに同プラグインをインストールしているユーザーにおいて、攻撃者に任意の「Active Directory Service Principal Names(SPNs)」によるサービスチケットを要求し、中継するおそれがあるほか、セッションを乗っ取られるおそれがあるという。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、「CVE-2024-22245」が「9.6」、「CVE-2024-22250」が「7.8」と評価されている。
同プラグインは、ブラウザ向けのプラグイン「VMware Enhanced Authentication Plug-in 6.7.0」、Windowsサービスで稼働する「VMwareプラグインサービス」で構成されており、同社は脆弱性の判明を受けて、それぞれをエンドポイントより削除するか、無効化するよう求めている。
(Security NEXT - 2024/02/21 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
