「FortiOS」に複数の深刻な脆弱性 - すでに一部は悪用か
さらに証明書の検証処理に不備が存在し、中間者攻撃によって「FortiOS」を搭載したデバイスと「FortiSwitch」のインスタンス間における通信を傍受、改ざんされるおそれがある脆弱性「CVE-2023-47537」が判明。
「HTTP/2ラピッドリセット攻撃」の脆弱性「CVE-2023-44487」の影響を受けることなども明らかにした。
「CVE-2023-47537」「CVE-2023-44487」については、CVSS基本値をぞれぞれ「4.8」「5.3」、ともに重要度を上から3番目にあたる「中(Medium)」とレーティングしている。
脆弱性によって影響を受けるバージョンは異なるが、「同7.4.3」「同7.2.7」「同7.0.14」「同6.4.15」「同6.2.16」や以降のバージョンにアップデートすることで今回判明した脆弱性のいずれも解消することができる。
すでに悪用されている可能性がある「CVE-2024-21762」については、VPSそのものを無効化する緩和策が紹介されている。ウェブモードを無効化するだけでは緩和策の効果は得られないとしており、注意が必要。
また「CVE-2024-21762」が公表されたことを受け、JPCERTコーディネーションセンターなども注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/02/09 )
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