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「FortiSIEM」のAPI処理にコマンドインジェクションの脆弱性

FortinetのSIEM製品「FortiSIEM」に2件の脆弱性が明らかとなった。API経由でコードを実行されるおそれがあり、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同製品にOSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-23108」「CVE-2024-23109」が明らかとなったもの。米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」によれば、細工したAPIリクエストにより認証なしにコードを実行されるおそれがあるという。

「FortiSIEM 7.1.1」「同7.0.2」「同6.7.8」「同6.6.3」「同6.5.2」「同6.4.2」および以前のバージョンが影響を受ける。いずれも共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「10.0」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

いずれも1月11日にCVE番号が採番された。2月6日の時点でFortinetよりアドバイザリなどは公開されておらず、脆弱性の詳細はわかっていない。「NVD」では関連する脆弱性として同じくAPI処理に起因し、2023年10月に公表された「CVE-2023-34992」を挙げている。

(Security NEXT - 2024/02/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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