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Ivanti製品のゼロデイ脆弱性、JPCERT/CCが注意喚起

Ivantiが提供するリモートアクセス製品にゼロデイ脆弱性が見つかった問題で、JPCERTコーディネーションセンターは利用者に注意喚起を行った。脆弱性への対応や侵害状況の調査などを行うよう促している。

現地時間1月10日にIvantiはセキュリティアドバイザリを公開し、「Ivanti Connect Secure(旧Pulse Connect Secure)」「Ivanti Policy Secure Gateway」に関する2件の脆弱性「CVE-2023-46805」「CVE-2024-21887」を公表。利用者へ注意喚起を行っている。

これら脆弱性を修正するパッチは、現地時間1月22日の週より順次提供するとしており、1月10日の時点で用意されていない。被害を防ぐため緩和策を講じるよう呼びかけられている。

こうした状況を受け、JPCERT/CCではIvantiが提供する最新情報をもとに脆弱性対応を計画し、侵害状況についても確認するよう利用者に呼びかけた。

またサポートが終了しているバージョンについては脆弱性の影響がわかっておらず、サポート中のバージョンへ移行することが推奨されているとして、あわせて対応を求めている。

侵害状況の調査にあたっては、Ivantiより発表されているセキュリティアドバイザリにくわえて、脆弱性を報告したVolexityの情報なども参考になると説明している。

(Security NEXT - 2024/01/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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