Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Ivanti製品のゼロデイ脆弱性、JPCERT/CCが注意喚起

Ivantiが提供するリモートアクセス製品にゼロデイ脆弱性が見つかった問題で、JPCERTコーディネーションセンターは利用者に注意喚起を行った。脆弱性への対応や侵害状況の調査などを行うよう促している。

現地時間1月10日にIvantiはセキュリティアドバイザリを公開し、「Ivanti Connect Secure(旧Pulse Connect Secure)」「Ivanti Policy Secure Gateway」に関する2件の脆弱性「CVE-2023-46805」「CVE-2024-21887」を公表。利用者へ注意喚起を行っている。

これら脆弱性を修正するパッチは、現地時間1月22日の週より順次提供するとしており、1月10日の時点で用意されていない。被害を防ぐため緩和策を講じるよう呼びかけられている。

こうした状況を受け、JPCERT/CCではIvantiが提供する最新情報をもとに脆弱性対応を計画し、侵害状況についても確認するよう利用者に呼びかけた。

またサポートが終了しているバージョンについては脆弱性の影響がわかっておらず、サポート中のバージョンへ移行することが推奨されているとして、あわせて対応を求めている。

侵害状況の調査にあたっては、Ivantiより発表されているセキュリティアドバイザリにくわえて、脆弱性を報告したVolexityの情報なども参考になると説明している。

(Security NEXT - 2024/01/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Tenable Identity Exposure」に脆弱性 - 2月の更新で修正済み
個人情報を6機関に誤送信、転送され規模が20倍超に - 岐阜県
報道記者が個人情報含む資料を一時紛失 - ABCテレビ
約40万件の個人情報が流出した可能性 - ニデック子会社
CrowdStrike導入したWindows端末の97%以上がオンラインに
Acronisのデータバックアップ用インフラ製品に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中
組込システムの検証テストツール「NI VeriStand」に複数脆弱性
SonicWall、「Blast-RADIUS」の緩和策でアドバイザリ
「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開