「Apache InLong」に複数の脆弱性 - アップデートを
大量のデータを統合できるフレームワーク「Apache InLong」に複数の脆弱性が判明した。2023年12月にリリースされた最新版で修正されたという。
開発チームが現地時間1月3日に2件の脆弱性を明らかにしたもの。「CVE-2023-51784」は、リモートよりコードを実行されるおそれがあるコードインジェクションの脆弱性。
また信頼できないデータをデシリアライズする脆弱性「CVE-2023-51785」があわせて明らかとなった。「mysql ドライバ」を使用して任意のファイルを読み取られるおそれがある。開発チームでは、重要度をともに4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングした。
GitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを、「CVE-2023-51784」については「9.8」、「CVE-2023-51785」を「7.5」と評価。重要度をそれぞれ「クリティカル(Critical)」「高(High)」としている。
これら脆弱性は、現地時間2023年12月13日にリリースされた「同1.10.0」にて修正されており、アップデートなど対策を講じるよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/01/04 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
市内全世帯向けデジタル金券の配送中に一部紛失 - 太田市
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
ランサム攻撃でシステム障害が発生、影響など調査 - エネサンスHD
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
一部サーバでランサム被害、バックアップ削除も - 新報国マテリアル
日英、IoT製品セキュラベル制度「JC-STAR」「PSTI法」で相互承認
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
動画配信「バンダイCH」が一時停止 - 「意図せぬ退会」発生
