Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

バグハンターとの信頼を醸成 - サイボウズが4年ぶりに合宿イベント

サイボウズでは2014年に「脆弱性報奨金制度」をスタートし、時間の経過とともに発見される脆弱性の件数も減少しつつある。そのような状況において、いかにバグハンターへ関心を持ってもらうか、あらたな課題にも直面している。

今回のような「合宿イベント」は、まさに課題解決に向けた施策のひとつだ。未公開の製品や通常確認できないソースコードの閲覧などは、ハンティングのモチベーションを高める要素となるだろう。

運営側と顔を突き合わせ、バグの内容を直接説明できる場が用意されていることも大きい。バグを正しく理解してもらうことは、脆弱性の認定可否はもちろん、重要度などの評価、ひいては報奨金額にも直接影響する。PSIRT側も報告者の顔が見えることで、報告のニュアンスがつかみやすくなると話している。

2023-12-25_cb_005.jpg
合宿会場にはエナジードリンクやおやつも完備

また合宿イベントではチーム戦の要素も取り入れ、上位チームに賞品を授与した。バグハンター同士が交流を深め、よりバグハントを楽しめるよう、付加価値の提供にも力を入れている。

参加したバグハンターのひとりも、「チームを組んでさまざまな意見を出し合い、アドバイスなどをもらいながら脆弱性を探すことは楽しい経験だった」と笑顔で感想を語った。

不定期に実施しているため、次回の開催などは決まっていない。競争が徐々に高まる脆弱性報奨金制度において、どのような新しいアイデアが飛び出すか、今後の展開に注目したい。

(Security NEXT - 2023/12/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

学生向けのイベント当選通知でメール誤送信 - 兵庫県立大
職員アカウントが侵害、スパムの踏み台に - 日中経済協会
保護者の同意なく子どもの個人情報をPTAへ提供 - 小田原市
「FortiOS」の「SSL VPN」脆弱性に関するアドバイザリを更新
PC83台が所在不明、委託先従業員が盗難容疑で逮捕 - 浦添市
「Splunk Enterprise」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性など解消
「Cisco ISE」にRCE脆弱性 - 端末の接続に影響するおそれも
廃棄PCに個人情報が残存、第三者が取得 - スポーツ用品メーカー
ロードバランサ「HAProxy」に脆弱性 - 同期破壊のおそれ
「Webmin」に認証バイパスなど複数の脆弱性 - 最新版で修正