Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

患者情報入りUSBメモリを一時紛失 - レンタカー内部で発見

熊本県天草市は、天草市立牛深市民病院の患者情報が保存されたUSBメモリが一時所在不明となっていたことを明らかにした。移動に利用したレンタカーの車内で見つかり、回収されたという。

同市によれば、電子カルテ導入事業の業務再委託先担当者が、12月8日にデータをコピーした業務用USBメモリを外部に持ち出し、紛失したもの。同月11日に作業を行おうとした際、見当たらないことに気がついた。

問題のUSBメモリには、牛深市民病院の患者132人に関する患者属性登録画面の画像が保存されていた。患者の氏名、ID、住所、性別、年齢、保険、限度額などが含まれる。

警察へ被害を届け、同市に事態を報告するとともに探索を続行。病院から市内へ移動する際にレンタカーを使用しており、同月15日に同担当者が内部を調べたところ、USBメモリを発見し、回収した。

同月13日にも電話でレンタカー会社へ落とし物がないか確認していたが、その際は見つからなかったという。同市では対象となる患者に報告と謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2023/12/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Tenable Identity Exposure」に脆弱性 - 2月の更新で修正済み
個人情報を6機関に誤送信、転送され規模が20倍超に - 岐阜県
報道記者が個人情報含む資料を一時紛失 - ABCテレビ
約40万件の個人情報が流出した可能性 - ニデック子会社
CrowdStrike導入したWindows端末の97%以上がオンラインに
Acronisのデータバックアップ用インフラ製品に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中
組込システムの検証テストツール「NI VeriStand」に複数脆弱性
SonicWall、「Blast-RADIUS」の緩和策でアドバイザリ
「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開