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「Chrome」のセキュリティアップデート - 複数脆弱性に対応

Googleは、同社ブラウザ「Chrome」のセキュリティアップデートをリリースした。複数の脆弱性を修正している。

現地時間12月12日、Windows向けに「同120.0.6099.110」「同120.0.6099.109」、macOSおよびLinux向けに「同120.0.6099.109」をリリースしたもの。

今回のアップデートでは、セキュリティに関する9件の修正を行った。CVEベースで6件の脆弱性を解消したことを明らかにしている。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

重要度が上から2番目にあたる「高(High)」とされる脆弱性は5件。スクリプトエンジン「V8」に判明した型の取り違えの脆弱性「CVE-2023-6702」を修正したほか、解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性4件に対処している。

そのほか「中(Medium)」とされる脆弱性1件に対応した。同社では今後数日から数週間をかけてアップデートを展開していく。今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2023-6702
CVE-2023-6703
CVE-2023-6704
CVE-2023-6705
CVE-2023-6706
CVE-2023-6707

(Security NEXT - 2023/12/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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