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MS、月例パッチを公開 - 34件の脆弱性に対応

マイクロソフトは、2023年最後の月例セキュリティ更新プログラムを公開した。「クリティカル(Critical)」とされる4件を含む34件の脆弱性に対応した。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせてリリースしたもの。「Windows」や「Office」をはじめ、「Windows Defender」「Microsoft Dynamics」「Azure Machine Learning」「SQL用Microsoft WDAC OLE DBプロバイダ」などに明らかとなった脆弱性に対処している。

CVEベースで34件の脆弱性を修正。最大重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は4件。のこる30件は2番目に高い「重要(Important)」とレーティングした。

脆弱性によって影響は異なるが、8件についてはリモートよりコードを実行されるおそれがある。10件については権限昇格の脆弱性としており、このほか情報漏洩の脆弱性6件、サービス拒否の脆弱性5件、なりすましの脆弱性5件を解消した。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」におけるベーススコアを見ると、24件については「7.0」以上と評価されている。「9.0」以上とされる脆弱性は1件のみで、「Microsoft Power Platformコネクタ」に明らかとなったなりすましの脆弱性「CVE-2023-36019」が「9.6」となっている。

(Security NEXT - 2023/12/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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