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「Adobe ColdFusion」の脆弱性、米行政機関で2件の侵害被害

攻撃者は、脆弱性を利用してさまざまなコマンドを実行し、サーバ内にウェブシェルを配置。さらにネットワーク環境を偵察していたものと見られる。ラテラルムーブメントやデータの流出などは確認されなかった。

攻撃を受けた環境では、「Microsoft Defender for Endpoint(MDE)」によって脆弱性を悪用される可能性があることを警告されていたという。

CISAでは、既知脆弱性の修正、適切なネットワークセグメンテーションの実施など緩和策を紹介。ウェブメールやVPNをはじめ、重要なシステムなどへアクセスするすべてのアカウントに対し、可能なかぎり多要素認証を有効にすることなども挙げており、今日からでも行動を起こすよう求めている。

(Security NEXT - 2023/12/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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