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米当局、悪用リストから脆弱性1件を除外 - PoC機能せず、CVEは廃番

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」より1件の脆弱性を削除した。脆弱性であるとの指摘そのものが誤りであることが判明し、CVE番号そのものが廃止となっている。

問題の脆弱性は、D-Link Systemsが提供するルータ製品「DIR-816L」の脆弱性として報告された「CVE-2022-28958」。2022年4月にCVE番号が採番され、「KEV」には現地時間2022年9月8日に追加された。

悪用されるとリモートよりコードを実行されるおそれがあるとされ、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」において、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」との評価だった。

同脆弱性に関しては、Palo Alto Networksにより「Mirai」の亜種「MooBot」によって、他3件の脆弱性とともに悪用されたと報告されている。脆弱性データベース「Shodan」などにも同脆弱性のインデックスが登録された。

しかし、指摘された脆弱性そのものが存在せず、セキュリティ上の問題を引き起こすことがないことが今回あらたに判明した。異議の申し立てに対し、MITREはCVE番号を取り消し、現地時間11月29日に米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」からも削除されている。

脆弱性そのものが否定され、悪用の可能性もなくなったことから、「KEV」に同脆弱性の登録を保持する根拠も不十分になったとして、CISAでは現地時間12月1日付で「CVE-2022-28958」を除外した。

(Security NEXT - 2023/12/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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