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キャプティブポータルを提供する「OpenNDS」に複数の深刻な脆弱性

ネットワークの境界においてウェブベースの認証ページ「キャプティブポータル」を提供できるオープンソースソフトウェア「OpenNDS」に複数の深刻な脆弱性が明らかとなった。

7月から8月にかけて2回のアップデートを実施し、複数の脆弱性を修正しているが、重要度が高い脆弱性などへ対処していたことがわかった。

8月28日にリリースした「同10.1.3」では、「GETリクエスト」によるクエリ文字列の長さを検証しないため、バッファオーバーフローが生じる脆弱性「CVE-2023-41101」に対応。

メモリリークが発生し、サービス拒否に陥るおそれがある「CVE-2023-41102」とあわせて2件の脆弱性を修正している。

また7月29日にリリースした「同10.1.2」では、コールバックを許可している場合にOSコマンドが可能となる「CVE-2023-38316」や、デフォルト構成において認証転送サービスに固有のキーを使用する「CVE-2023-38324」に対処した。

(Security NEXT - 2023/11/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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