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防犯カメラ映像の閲覧に利用するブラウザ向けプラグインに脆弱性

防犯カメラやレコーダーを提供するHikvisionは、ウェブブラウザ向けに提供しているプラグインに複数の脆弱性が見つかったとしてアップデートで修正を行った。

現地時間11月23日にセキュリティアドバイザリを公開し、ライブビューや録画した画像の再生などビデオ関連機能を提供するブラウザ向けプラグイン「LocalServiceComponents」に複数の脆弱性が報告されたことを明らかにしたもの。

「CVE-2023-28812」はバッファオーバーフローの脆弱性。同プラグインがインストールされている端末で細工されたメッセージを受信すると任意のコードを実行されるおそれがある。また細工したメッセージによってパラメータを変更され、悪意あるファイルがダウンロードされる「CVE-2023-28813」が明らかとなった。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを見ると、「CVE-2023-28812」は「9.1」、「CVE-2023-28813」は「8.1」と評価されており、重要度はそれぞれ「クリティカル(Critical)」「高(High)」とレーティングされている。

これら脆弱性は「同1.0.0.81」にて修正された。現地時間11月24日には最新版となる「同1.0.0.85」がリリースされている。

(Security NEXT - 2023/11/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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