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米政府、脆弱性「Citrix Bleed」についてガイダンスを公開

ゼロデイ攻撃では多要素認証などをバイパスしており、パッチの適用前にセッションデータを盗まれた場合など、更新プログラムを展開した後も侵害状況が持続するおそれがある。

ログにのこされた侵入の痕跡やレジストリキーの変更、侵入後の活動など「IoC(Indicators of Compromise)」情報を公開するとともに警鐘を鳴らしている。またPalo Alto Networksでは、「CVE-2023-4966」を悪用するランサムウェアの攻撃グループについて確認しているという。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では、現地時間10月18日に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ「CVE-2023-4966」を追加して対策を促してきたが、現地時間11月7日に同脆弱性に対するガイダンスを公開。各社が公表している情報をもとに対策を講じるよう広く注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/11/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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