Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ランサム被害、ネットスーパー会員情報が流出した可能性 - 近商ストア

近鉄リテールホールディングスの子会社でスーパーや食品店を展開する近商ストアは、ランサムウェアを用いたサイバー攻撃によりネットスーパーの会員や同社従業員などの個人情報が外部に流出した可能性があることを明らかにした。

同社によれば、同社データセンターの一部サーバにおいてランサムウェアによる被害が発生し、内部のデータが外部に流出した可能性があることが判明したもの。10月31日7時過ぎにサーバで障害が発生し、調査を行ったところ明らかとなった。

侵害されたサーバの内部に保存されていた個人情報が流出した可能性がある。対象となるのは、スーパーマーケット「KINSHO」および食品専門店「Harves」のネットスーパー会員約1万7000人で、氏名、住所、電話番号、生年月日、メールアドレスなどが含まれる。

また同社従業員や扶養家族など約1万2000人に関する個人情報のほか、問い合わせをした顧客の個人情報約7000件、一部取引先に関する取引情報約1400件なども被害を受けた可能性がある。被害の報告などは受けていない。

同社では、外部協力のもと被害の詳しい状況や原因について調査を進めており、警察へ相談するとともに個人情報保護委員会へ報告した。

(Security NEXT - 2023/11/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

フォームで個人情報が閲覧可能に、社内共有時のミスで - スーパーチェーン
サーバがランサム被害、個人情報流出の可能性 - 川崎設備工業
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
SAML認証ライブラリに脆弱性の指摘 - CVE番号は「拒絶」に
先週注目された記事(2025年7月20日〜2025年7月26日)
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
メール誤送信で留学生受入先のメアドが流出 - 福知山公立大
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に