「Movable Type」にアップデート - XSS脆弱性など修正
コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「Movable Type」に脆弱性が判明し、セキュリティアップデートがリリースされた。
管理画面に明らかとなったクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2023-45746」に対処したもの。同製品へログイン状態にあるブラウザ上で任意のスクリプトを実行されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「5.4」と評価されている。
シックス・アパートでは、同脆弱性をはじめ、不具合の修正や機能の改善などを行った「Movable Type 7 r.5501」「Movable Type Premium 1.59」をリリースした。また周知を目的にJPCERTコーディネーションセンターに報告。JVNを通じても同脆弱性に関する注意喚起が行われている。
同社が提供する「Movable Type」のクラウド版に関してはすでにアップデート済み。また同サービスに関しては、「HTTP/2ラピッドリセット攻撃」が可能となる脆弱性「CVE-2023-44487」の影響は受けないとしている。
(Security NEXT - 2023/10/26 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
MS、10月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性3件に対応
「Windows 10」サポート終了 - 重要度が高い更新は「ESU」で継続提供
SAP、10月の定例パッチを公開 - 複数のクリティカル脆弱性
元従業員が取引先情報を不正流出、営業利用から発覚 - ヤマト運輸
Veeamバックアップ製品に深刻な脆弱性 - 修正版アップデート公開
「Chrome」のセーフブラウジングに脆弱性 - 修正版が公開
サイバー攻撃で個人情報流出の可能性 - アサヒグループHD
「FortiOS」で複数脆弱性を解消 - 8月に緩和策講じたゼロデイ脆弱性も修正
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「Chrome」にアップデート、脆弱性3件を修正