ランサムウェアによる個人情報流出を確認、リモートアクセス経路より侵害か - セイコー
攻撃の痕跡が限られていたため、詳しい原因の特定までは至っていないが、コロナ禍において在宅勤務のために用意したリモートアクセス経路より侵入を受けたものと同社では見ている。
同社では個人情報保護委員会へ事態を報告、警察へ相談するとともに、対象となる顧客や関係者に対して個別に対応を進めている。引き続き調査を進め、セキュリティや監視体制、ガバナンスの強化、BCPの見直しなど再発防止に向けた対策に取り組む。
ランサムウェアによりシステム障害が生じたが、セイコーウオッチやセイコーインスツルなど事業会社の重要システムについては、9月末に復旧を終えた。業務システムの完全復旧については10月末を見込んでいる。
時計修理の受付や、電子デバイス事業における取引先とのデータ送受信など一時サービスにも影響が出たが、すでに解消済みだという。
また今回判明したサイバー攻撃の影響に関しては、セイコーグループ、セイコーウオッチ、セイコーインスツルの3社に限られ、タイムスタンプをはじめとするトラストサービスを展開するセイコーソリューションズなど、他グループ会社への影響はなかったとしている。
(Security NEXT - 2023/10/27 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
メール誤送信で留学生受入先のメアドが流出 - 福知山公立大
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
NASとWi-Fiルータの初期パスワードに注意喚起 - バッファロー
NASがランサム被害、脅迫メッセージを確認 - 福祉サービスのNPO法人
NVIDIAのGPUディスプレイドライバや仮想GPUソフトに複数脆弱性
GitLabにXSSなど複数の脆弱性 - アップデートを呼びかけ
SonicWall「SMA 100」に脆弱性 - Googleが報告した攻撃との関連不明
「Sophos Firewall」に複数の「クリティカル」脆弱性 - 対象機器は1%未満