Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「VMware Workstation」や「VMware Fusion」に脆弱性 - アップデートが公開

VMwareは、「VMware Workstation」「VMware Fusion」に複数の脆弱性が明らかになったとしてアップデートをリリースした。

現地時間10月19日にセキュリティアドバイザリをリリースし、「VMware Workstation」については1件、「VMware Fusion」については3件の脆弱性が存在することを明らかにした。

「CVE-2023-34044」は両製品に影響がある情報漏洩の脆弱性。Bluetoothにおけるデバイス共有に存在し、ハイパーバイザーのメモリ内にある特権情報を、仮想マシンのローカル管理者権限により読み取られる可能性があるという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.1」。重要度は4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングされている。

一方「VMware Fusion」では、「.dmg」ボリュームからアプリケーションをコピーする際に「CVE-2023-34046」や「CVE-2023-34045」など権限昇格が生じるおそれがある脆弱性が判明した。CVSS基本値はそれぞれ「6.7」「6.6」と評価されており、重要度は1段階低い「中(Moderate)」とレーティングされている。

同社は、脆弱性を修正した「VMware Workstation 17.5」「VMware Fusion 13.5」をリリース。利用者にアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/10/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加