Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Node.JS向けライブラリ「systeminformation」に脆弱性

ハードウェアやOSに関する情報を取得するためのNode.JS向けライブラリ「systeminformation」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

コマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2023-42810」が明らかとなったもの。一部関数においてアクセスポイントを識別する「SSID」の処理に問題があり、細工された「SSID」の文字列を処理するとコマンドを実行されるおそれがある。

CVE番号を採番したGitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

「同5.21.7」にて同脆弱性を修正しており、同バージョン以降にアップデートするよう呼びかけている。「同4系」については影響を受けない。

(Security NEXT - 2023/09/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

研究者向けサイトに不正アクセス、非公開ページに書込 - 日本リウマチ学会
JSライブラリ「React」に深刻なRCE脆弱性 - 早急に対応を
ウェブアプリフレームワーク「Django」に複数脆弱性 - アップデートが公開
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
アスクル、ウェブ経由の注文を再開
米セキュリティ機関、「ScadaBR」既知脆弱性の悪用に警告
「セキュキャンコネクト」開催 - 分野を超えた専門性を備えた人材を育成
公共用地境界確定に関連する公文書が所在不明 - 和歌山県
メアド不備で5カ月にわたり個人情報を誤送信 - スポーツクラブNAS
「ローチケ」装うフィッシング攻撃 - 当選通知など偽装