ビデオ会議サービス「Zoom」のクライアントなどに脆弱性
ビデオ会議サービスを展開する米Zoomはセキュリティアドバイザリをリリースし、クライアントソフトなどに明らかとなった脆弱性に対処したことを明らかにした。
各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、3件の脆弱性を修正したことを明らかにしたもの。
デスクトップ版やモバイル版、VDI版などのクライアントにおいて、サービス拒否に陥るおそれがある認証不備の脆弱性「CVE-2023-39215」に対応した。またLinux向けのクライアントにおいて入力検証不備によりサービス拒否が生じる脆弱性「CVE-2023-39208」を解消している。
さらにアンインストーラーである「CleanZoom」において検索パスに問題があり、権限の昇格が生じるおそれがある「CVE-2023-39201」を修正した。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを見ると、「CVE-2023-39215」が「7.1」、「CVE-2023-39208」が「6.5」、「CVE-2023-39201」が「7.2」と評価されている。
脆弱性の重要度については「CVE-2023-39215」「CVE-2023-39201」をともに「高(High)」、「CVE-2023-39208」を「中(Medium)」とレーティング。アップデートなど実施し、最新版を使用するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2023/09/14 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
チャレンジ農業支援事業の委託先が携帯電話を紛失 - 東京都
北米法人で情報流出を確認、ランサム影響か - アルプスアルパイン
セキュリティ診断に探索的テストを組みあわせた「IoT機器診断サービス」
攻撃者を疑似体験し、セキュリティの重要性を学ぶボードゲーム - IPA
「Splunk Enterprise」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Palo Alto Networksの「PAN-OS」や「Cortex XDR」に脆弱性
「Craft CMS」に脆弱性、攻撃容易で影響大 - 7月の更新で修正済み
メール誤送信、育児セミナー参加予定者のメアド流出 - 大阪市
「WordPress」のセキュリティ対策プラグインを公開 - クラウドセキュア
他自治体職員のなりすまし電話にだまされ個人情報を漏洩 - 鹿児島市