Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Google、「Chrome 116」をリリース - 26件のセキュリティ修正

Googleは、現地時間8月15日に「Chrome 116」をリリースした。複数の脆弱性を修正している。

Windows向けに「Chrome 116.0.5845.97」「同116.0.5845.96」、macOSやLinux向けに「同116.0.5845.96」をリリースしたもの。

今回のアップデートでは、セキュリティに関する26件の修正を行っており、CVEベースで21件の脆弱性を解消した。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性が8件。解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2023-2312」「CVE-2023-4349」「CVE-2023-4351」をはじめ、不適切な実装「CVE-2023-4350」、スクリプトエンジン「V8」における型の取り違え「CVE-2023-4352」などに対応している。

また「中(Medium)」とされる13件の脆弱性に対処した。同社では、数日から数週間をかけてアップデートを展開していく予定。今回のアップデートで修正した脆弱性は以下のとおり。

CVE-2023-2312
CVE-2023-4349
CVE-2023-4350
CVE-2023-4351
CVE-2023-4352
CVE-2023-4353
CVE-2023-4354
CVE-2023-4355
CVE-2023-4356
CVE-2023-4357
CVE-2023-4358
CVE-2023-4359
CVE-2023-4360
CVE-2023-4361
CVE-2023-4362
CVE-2023-4363
CVE-2023-4364
CVE-2023-4365
CVE-2023-4366
CVE-2023-4367
CVE-2023-4368

(Security NEXT - 2023/08/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

除草工事委託先への安全講習会案内メールで誤送信 - 茨城県
ITインフラ監視ツール「Pandora FMS」に脆弱性 - アップデートで修正
「Active! mail 6」に「XSS」や「CSRF」脆弱性 - 修正版へ更新を
若年層向けアジアCTF大会「ACSC 2025」が8月開催 - 世界大会は東京
ランサム被害でデータ暗号化、原因など調査 - 新興プラスチックス
ポケモングッズ通販サイトにPWリスト攻撃 - 一部で会員情報改ざんも
「PHP」に複数脆弱性 - セキュリティリリースが公開
ブラウザ「Chrome」の「Cookie暗号化保護」を破壊する「C4攻撃」
大音量で煽る「サポート詐欺」の被害、端末内部に学生情報 - 名大
メール送信した資料に物件オーナーの個人情報 - 長谷工ライブネット