Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「PHP」にセキュリティアップデート - 複数の脆弱性を修正

PHPの開発チームは、セキュリティリリースとして「PHP 8.1.22」「同8.0.30」をリリースした。アップデートを呼びかけている。

今回のアップデートでは、CVEベースで2件の脆弱性を修正している。

具体的には、サードパーティの機能拡張によって「libxml」の動作設定が上書きされ、意図せずXML外部実体参照(XXE)が有効化される「CVE-2023-3823」に対処した。

「Phar(PHP Archive)」のバッファ処理に問題があり、バッファオーバーフローやバッファオーバーリードが生じる「CVE-2023-3824」を解消している。また「同8.1.22」では、これら脆弱性にくわえて複数のバグなどにも対応している。

開発チームでは、今回のアップデートをセキュリティリリースに位置づけており、各系統の利用者へ最新版にアップデートするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/08/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

メール誤送信でファンクラブ会員のメアド流出 - クリアソン新宿
新「NOTICE」がスタート、脆弱性ある機器も注意喚起対象に
サイトで閲覧障害、影響や詳細を調査 - メディキット
緊急連絡用職員名簿をポーチごと紛失、翌日回収 - 江戸川区
指導要録の紛失判明、過去に緊急点検するも見落とし - 杉並区
複数フォームで設定ミス、入力情報が閲覧できる状態に - Acompany
スポーツ用品販売のヒマラヤ公式Xが乗っ取り被害 - なりすましDMに注意
UTM設置時のテストアカウントが未削除、ランサム感染の原因に
カンファレンスイベント「CODE BLUE 2024」、講演者募集を開始
「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施