Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

F5がセキュリティアドバイザリ - 脆弱性7件に対応

あわせて重要度が「中(Medium)」とされる脆弱性4件を修正。「Cavium Nitrox FIPS HSMカード」を備えた「BIG-IP」では、予想可能なパスワードが生成される「CVE-2023-3470」が判明したという。

同脆弱性により、TMOSシェルで認証可能な場合や物理的にアクセスできる場合、パスワードを生成するために必要な情報を取得できる。また「vCMPシステム」では、すべてのゲストが同じパスワードとなり、「FIPS HSMパーティション」へのアクセスが可能としている。

このほか、「BIG-IP」の構成ユーティリティに明らかとなった「CVE-2023-38423」や、「F5OS-A」の脆弱性「CVE-2023-36494」を修正。「BIG-IP」や「BIG-IQ」では、コンポーネント「iControl SOAP」がサービス拒否に陥る脆弱性「CVE-2023-38419」へ対処した。

「CVE-2023-38419」に関しては、アドバイザリの公開時点で「BIG-IQ」のアップデートは用意されておらず、ホットフィックスを提供している。

(Security NEXT - 2023/08/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
アスクル、手動出荷を試験運用 - 一部医療介護顧客で開始
イベント案内メールで誤送信、参加者のメアド流出 - 氷見市
サンプルコードなどの既知シークレット流用、サイト侵害の原因に
従業員アカウントが不正利用、フィッシング踏み台に - 常石G
通信機器経由でサイバー攻撃、侵害サーバに顧客情報 - 日本プラスト
海外グループ会社でインシデント、影響を調査 - 電通グループ
2月に「セキュキャン2026フォーラム」開催 - 活動成果を募集
「CSIRTスタータキット」の改訂版を公開 - 日本シーサート協議会
柏崎刈羽原発説明会の情報公開文書でマスキング漏れ - 新潟県