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F5がセキュリティアドバイザリ - 脆弱性7件に対応

F5は、現地時間8月2日にセキュリティアドバイザリをリリースし、同社製品における複数の脆弱性に対処したことを明らかにした。アップデートなど対策を講じるよう呼びかけている。

「BIG-IP」や「BIG-IP Edge Client」「F5OS-A」などに明らかとなった脆弱性7件についてアドバイザリをリリースし、アップデートやホットフィクスにて修正を行ったもの。今回のアドバイザリでは、重要度がもっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は3件。「BIG-IP」では、構成ユーティリティに明らかとなった「クロスサイトスクリプティング(XSS)」の脆弱性「CVE-2023-38138」を修正した。

さらに「BIG-IP Edge Client」では、macOS版のみ影響を受ける権限昇格の脆弱性「CVE-2023-38418」や、Windows版およびmacOS版に明らかとなった検証不備の脆弱性「CVE-2023-36858」を解消している。

これら3件について共通脆弱性評価システム「CVSSv3」におけるベーススコアを見ると「CVE-2023-38418」が「7.8」でもっとも高く、「CVE-2023-38138」「CVE-2023-36858」がそれぞれ「7.5」「7.1」と続く。

(Security NEXT - 2023/08/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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