「iOS 16.6」が公開に、ゼロデイ脆弱性を修正 - 旧端末向けにも
Appleは、脆弱性を解消するアップデート「iOS 16.6」「iPadOS 16.6」をリリースした。旧端末向けのアップデートも用意している。
「同16.6」では、あわせて25件の脆弱性に対処した。カーネルに関する11件の脆弱性や「WebKit」に関連する8件、「Apple Neural Engine」や「Find My」に判明した脆弱性などへ対処している。
これには同社が先の「ラピッドセキュリティレスポンス」で対策を講じた「WebKit」のゼロデイ脆弱性「CVE-2023-37450」の修正も含まれる。
またカーネルの脆弱性「CVE-2023-38606」を解消した。同脆弱性は、「iOS 15.7.1」より以前のバージョンを標的とするゼロデイ攻撃が行われた可能性があるという。
さらに「iPhone 6s」「iPad Air 2」「iPad mini(第4世代)」など、旧端末向けにも「iOS 15.7.8」「iPadOS 15.7.8」を公開した。「CVE-2023-38606」を含む11件の脆弱性に対応している。
(Security NEXT - 2023/07/25 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
一部工事注文書控が所在不明、誤廃棄の可能性 - カンセキ
法人会員情報が流出、脆弱性の点検過程から発覚 - 関西エアポート
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
DDoS攻撃が件数減、一方100Gbps超の攻撃も - IIJレポート
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト