Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

インテリア雑貨の通販サイトに不正アクセス - 情報流出の可能性

家具やインテリア雑貨の通信販売サイト「fkolme.com」が不正アクセスを受け、顧客情報が流出し、一部クレジットカード情報が不正利用された可能性があることがわかった。

同サイトを運営する東谷によれば、同サイトの脆弱性を突く不正アクセスを受けたもので、決済アプリケーションを改ざんされた。

2022年11月11日から2023年1月13日にかけて、同サイトでクレジットカード決済を行った顧客37人のクレジットカード情報などが流出し、悪用された可能性がある。クレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードのほか、ログインID、パスワードなども対象だという。

1月12日にクレジットカード情報が流出している可能性があることに気づき、同月16日にクレジットカード決済を停止。あわせて、外部事業者による調査を行っていた。

4月24日に調査を終え、5月1日に警察へ被害を申告。6月26日に個人情報保護委員会へ報告を行った。対象となる顧客には、7月18日よりメールや書面を通じて経緯の報告と謝罪を行うとともに、身に覚えのない請求が行われていないか確認するよう呼びかけている。

今回の問題を受け、同社は調査結果を踏まえてセキュリティ対策と監視体制の強化を行う方針。ウェブサイトの再開については、決定次第サイトで告知する。

(Security NEXT - 2023/07/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加