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フィッシング報告が前月比1.3倍、過去最多を更新 - 1日平均約5000件

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フィッシングに悪用されたブランドの件数(グラフ:フィ対協の発表をもとに独自に作成)

悪用されたブランドは、前月から3件減少して107件。業種を見ると「金融関連」と「クレジットや信販会社」がいずれも22件と多い。

「通信事業者やメールサービス関連」と「eコマース関連」が9件、「官公庁」と「配送関連」が6件と続く。

具体的なブランドを見ると、「ヤマト運輸」をかたるフィッシングが約18.1%でもっとも多かった。「イオンカード」「Amazon」「セゾンカード」「ジャックス」なども1万件以上の報告があり、これらをあわせると全体の約60.2%にのぼる。

また20のブランドで1000件以上の報告が寄せられており、これらで全体の約91.6%を占めた。

同協議会が調査のために用意したメールアドレスに届いたフィッシングメールのうち、独自ドメインが使われるなど、送信ドメイン認証では判別ができないメールは約20.8%。前月より増加した。

(Security NEXT - 2023/07/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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