Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「SoftEther VPN」に複数脆弱性 - アップデートで修正

今回明らかとなった脆弱性については、オープンソースのためすべて公開されているとし、各脆弱性の概要、攻撃条件、詳細について明らかにしている。

「CVE-2023-27395」や整数オーバーフローにより機能停止に陥る「CVE-2023-22325」については、悪意のあるISPや国家レベルの攻撃者が インターネット通信経路上で中間者攻撃を行なうことが理論上可能であり、これらを未然に防止する上で今回のアップデートは重要なパッチとしている。

また「CVE-2023-27395」「CVE-2023-22325」やスタック領域を読み出されるおそれがある「CVE-2023-31192」については、「目を皿のようにしたコードレビューを経なければ見付けることが困難」と述べ、特に興味深いとコメント。脆弱性の報告者に謝意を示した。

(Security NEXT - 2023/07/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開