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「SoftEther VPN」に複数脆弱性 - アップデートで修正

今回明らかとなった脆弱性については、オープンソースのためすべて公開されているとし、各脆弱性の概要、攻撃条件、詳細について明らかにしている。

「CVE-2023-27395」や整数オーバーフローにより機能停止に陥る「CVE-2023-22325」については、悪意のあるISPや国家レベルの攻撃者が インターネット通信経路上で中間者攻撃を行なうことが理論上可能であり、これらを未然に防止する上で今回のアップデートは重要なパッチとしている。

また「CVE-2023-27395」「CVE-2023-22325」やスタック領域を読み出されるおそれがある「CVE-2023-31192」については、「目を皿のようにしたコードレビューを経なければ見付けることが困難」と述べ、特に興味深いとコメント。脆弱性の報告者に謝意を示した。

(Security NEXT - 2023/07/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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