会計システムなど複数システムでランサム被害 - コクヨ
コクヨは、同社グループで利用する一部情報システムが外部よりサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。
同社によると、日本時間6月5日20時30分ごろ、システム障害が発生。翌6日にかけてグループの一部情報システムにおいてランサムウェアによる被害が発生した。
具体的には、会計システムほか複数のシステムやパソコンなどが攻撃を受けた。情報流出の可能性も含め、詳しい被害の状況、原因などについて調査を進めている。
脅迫するメッセージが確認されたが、具体的な要求は6月9日の時点でないという。またシステム面で一部影響が継続しているが、復旧作業を終えたシステムより順次、運用を再開している。
製品の製造や出荷、サービスなど利用者やサプライチェーンへの影響については、一部配送に遅延が発生していたが、事業の継続はできているという。
同社では6月7日に警察へ通報。外部協力のもと、連携しつつシステムの保護と復旧に向けて作業を進めており、取引先や関係先などへの影響を抑えるべく対応に取り組むとしている。
(Security NEXT - 2023/06/09 )
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