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WP向け人気プラグイン「Jetpack」に深刻な脆弱性 - 早急に更新を

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けに提供されているプラグイン「Jetpack」に深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

同ソフトウェアは、セキュリティ対策やバックアップ、パフォーマンスの向上といった機能などを提供する「WordPress」向けのプラグイン。500万以上のサイトで稼働している。

同プラグインを提供するAutomatticによれば、2012年にリリースされた「同2.0」以降に備わる「API」に脆弱性が明らかとなったもので、脆弱性を悪用されると「WordPress」における任意のファイルを操作されるおそれがあるという。

開発者は、現地時間5月30日にセキュリティアップデートとなる「同12.1.1」をリリース。また「同2.0」以降の102あるバージョンに対してもパッチを用意。自動更新機能なども通じて配布が開始されている。

アップデートのリリース時点で脆弱性が悪用されたとの情報はないが、アップデートのリリース後は悪用を試みるおそれがあると指摘。セキュリティを確保するため、できるだけ早くアップデートを実施するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/06/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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