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ワコム製タブレットのmacOS向けドライバインストーラーに脆弱性

ワコム製タブレットのmacOS向けドライバインストーラーに脆弱性が判明した。最新版を利用するよう呼びかけられている。

ファイルアクセス時のリンク解釈が適切ではない脆弱性「CVE-2023-27529」が明らかとなったもの。悪意あるスクリプトの実行後にインストーラーを実行すると、root権限で任意のコードを実行されるおそれがある。

JPCERTコーディネーションセンターでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」において同脆弱性のベーススコアを「7.7」と評価している。

同脆弱性は、中川恒氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告し、JPCERTコーディネーションセンターが調整を行なった。

ワコムでは「Wacom Tablet Driver 6.4.2-1」にて脆弱性を修正しており、最新版のインストーラーを利用するよう注意が呼びかけられている。

(Security NEXT - 2023/05/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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