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革服通販サイトに不正アクセス - システム移行後に判明

レザーウェアの製造、販売を手がけるカドヤは、同社公式オンラインショップが不正アクセスを受け、クレジットカード情報含む個人情報が流出した可能性があることを明らかにした。

同社によると、3月1日以前に運営していた同サイトに脆弱性が存在し、不正アクセスを受けてデータ管理画面が閲覧可能になり、不正ファイルを設置されたことが判明したもの。

同日以前に同サイトを利用した顧客最大2万8658人に関する個人情報が流出した可能性がある。氏名や住所、電話番号、メールアドレス、購入履歴のほか、顧客が任意で入力した会社名、性別、生年月日、配送先なども含まれる。

さらに決済アプリケーションが改ざんされており、2021年4月30日から2023年3月1日にかけて顧客が登録したクレジットカード情報最大6263件が窃取されたおそれがある。クレジットカードの名義や番号、有効期限のほか、セキュリティコードも含まれる。

3月15日にクレジットカード会社から情報流出の可能性について指摘を受けたという。同社では3月17日に個人情報保護委員会に報告。3月1日にシステムを運用するプラットフォームや決済システムを異なるものへ変更していたが、3月24日に一部クレジットカード決済を停止した。

(Security NEXT - 2023/05/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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