Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

機械学習管理プラットフォーム「MLflow」に深刻な脆弱性 - 早期更新を

機械学習のライフサイクルを管理するプラットフォーム「MLflow」にパストラバーサルの脆弱性が明らかとなった。できるだけ早くアップデートを実施するよう呼びかけられている。

「同2.3.0」において「REST API」経由でモデルバージョンを作成した際、トラッキングサーバのローカルファイルにアクセスが可能となる相対パストラバーサルの脆弱性「CVE-2023-2356」が明らかとなったもの。

CVE番号を採番した脆弱性報告サイト「huntr」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを最高値である「10」とし、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

開発チームでは、バグなどとともに同脆弱性を修正したアップデート「同2.3.1」を現地時間4月29日にリリース。できるだけ早期に同バージョンへ更新するよう利用者に呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/05/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

県営住宅入居者の個人情報含む書類、強風で飛散 - 愛知県
個人情報含む道路占用届書をメール誤送信 - 国交省
フィッシング攻撃支援サブスクの関係者を一斉検挙 - 利用者は約1万人
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
MS 365アカウントに不正アクセス、個人情報流出の可能性 - セガ子会社
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生