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「Chrome」や「Microsoft Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性に再度対処

「CVE-2023-2136」は、Googleが開発する2Dグラフィックスライブラリ「Skia」に判明した脆弱性。細工したHTMLページによりサンドボックスの回避が可能となる。Googleの脅威分析チームより報告を受けたもので、すでに悪用されていることを把握しているという。

このほか「中(Moderate)」とされる「CVE-2023-2137」に対処しており、Googleでは数日から数週間をかけてアップデートを展開していく予定。

一方マイクロソフトは、「CVE-2023-2136」に関して「Microsoft Edge」では「macOS」「Linux」「Android」のみ影響を受ける脆弱性であると説明。現地時間4月19日にこれらプラットフォームに対して「Chromium 112.0.5615.137」をベースとし、同脆弱性を解消する「Microsoft Edge 112.0.1722.54」をリリースした。

さらに現地時間4月21日には、同じく「Chromium 112.0.5615.137」をベースとする「Microsoft Edge 112.0.1722.58」を公開。「CVE-2023-2133」「CVE-2023-2134」「CVE-2023-2135」「CVE-2023-2137」に対応している。

(Security NEXT - 2023/04/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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