アカウントに不正アクセス、ユーザーリスト流出の可能性も - 奈女大
奈良女子大学は、同大で利用するクラウドサービスのメールアカウントが不正アクセスを受け、迷惑メールが送信されたほか、教職員や学生の個人情報が流出した可能性があることを明らかにした。
同大によれば、「Microsoft 365」において学生1人のアカウントが、2月7日以降、複数回にわたり不正アクセスを受けたもの。第三者によって389件のスパムメールが送信された。
3月3日にメールアカウントに不審なメールが大量に届いたと相談があり、調査を行ったところ発覚した。同アカウントで使用していたパスワードを他サービスで使い回していたという。
また組織内のユーザー情報を閲覧できるページが適切にアクセス制限されていなかったことが判明。教職員に関する1144件や学生に関する3727件の個人情報が攻撃者によって閲覧された可能性があることも判明した。氏名や大学のメールアドレスが含まれる。
問題のアカウントについては、すでにパスワードを変更済みで、個人情報が流出した可能性がある関係者に対しては、経緯の説明や謝罪を行っている。
(Security NEXT - 2023/04/03 )
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