Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

PDF生成に用いられるPHPライブラリに深刻な脆弱性

URLやHTMLを指定することで画像やサムネイル、PDFの生成に用いるPHP向けラッパーライブラリ「snappy」に深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

同ライブラリにおいてプロトコルのチェックに不備があり、「PHAR」において信頼できないデータをデシリアライズする脆弱性「CVE-2023-28115」が明らかとなったもの。

脆弱なPOPチェーンを持つフレームワークや開発コードにおいて同ライブラリを使用している場合は、リモートよりコードを実行されるおそれがあるという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされており、実証コード(PoC)も公開されている。

脆弱性を修正した「同1.4.2」がリリースされており、アップデートが呼びかけられている。

(Security NEXT - 2023/03/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「GitLab」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
2026年1月開催の「JSAC2026」、参加登録がスタート
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消
駿河屋サイトの改ざん、監視ツールの脆弱性経由 - 侵害検知以降にも流出
「Apache bRPC」に深刻な脆弱性 - 悪意あるJSONでDoSのおそれ
仮想環境を狙うマルウェア「BRICKSTORM」 - 中国政府系攻撃者が悪用
海外子会社にサイバー攻撃、詳細を調査 - FCLコンポーネント
市内4校で端末紛失、一部で保存データが不明 - 葛飾区