Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

PDF生成に用いられるPHPライブラリに深刻な脆弱性

URLやHTMLを指定することで画像やサムネイル、PDFの生成に用いるPHP向けラッパーライブラリ「snappy」に深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

同ライブラリにおいてプロトコルのチェックに不備があり、「PHAR」において信頼できないデータをデシリアライズする脆弱性「CVE-2023-28115」が明らかとなったもの。

脆弱なPOPチェーンを持つフレームワークや開発コードにおいて同ライブラリを使用している場合は、リモートよりコードを実行されるおそれがあるという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされており、実証コード(PoC)も公開されている。

脆弱性を修正した「同1.4.2」がリリースされており、アップデートが呼びかけられている。

(Security NEXT - 2023/03/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートで修正
「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
「Chrome」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートで解消
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
ATM取引情報が保存された外部記録媒体を紛失 - 苫小牧信金
県営住宅家賃滞納者情報含む一部督促状を誤送付 - 神奈川県
廃棄カルテが一般ゴミに紛れる、搬送中に飛散 - 薩摩川内市
職業性曝露事故の関係者情報含むUSBメモリが所在不明 - 秋田大病院
メルアカ乗っ取り被害、スパム送信の踏み台に - MaOI機構