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Veeam製バックアップ製品に脆弱性 - 修正版がリリース

Veeam Softwareのバックアップ製品「Veeam Backup & Replication」に脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

バックアップインフラへアクセスできる場合、設定データベース内より認証なしに暗号化されたアカウント情報を取得できる脆弱性「CVE-2023-27532」が明らかとなったもの。

同情報を取得されると、バックアップインフラのホストにアクセスされるおそれがある。有償版、コミュニティ版のいずれも影響があり、共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアは「7.5」、重要度は「高(High)」とレーティングしている。

同社は「同12.0.0.1420 P20230223」および「同11.0.1.1261 P20230227」にて同脆弱性を修正した。またパッチを適用するまでの回避策としてバックアップサーバにおけるTCP 9401番ポートへの通信を遮断することを挙げている。

(Security NEXT - 2023/03/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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