WordPress向けに人気SEOプラグインに複数の脆弱性
コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けに提供されている人気プラグイン「All In One SEO(AIOSEO)」に複数の脆弱性が明らかとなった。
同プラグインは、検索エンジン向けにウェブサイトを最適化する機能などを提供するプラグイン。300万件以上のサイトに導入されている。
一部要素に対してスクリプトを挿入することが可能となるクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性2件が明らかとなったもの。DEFIANTが脆弱性を発見し、1月26日に開発者へ報告した。
「CVE-2023-0585」について管理者権限が必要。一方「CVE-2023-0586」については寄稿者以上の権限で悪用できるため、投稿を編集者などがチェックした際などに悪用されるシナリオなどが想定されるとしている。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3」における脆弱性のベーススコアは、「CVE-2023-0586」を「6.4」、「CVE-2023-0585」を「4.4」と評価。重要度をいずれも「中(Medium)」としている。
いずれも現地時間2月6日にリリースされた「同4.3.0」にて修正された。現在は、さらなる修正なども行われた「同4.3.1.1」が提供されている。
(Security NEXT - 2023/02/28 )
ツイート
PR
関連記事
情報セキュリティ教室の参加者一覧が閲覧可能に - NII
採用職員の健診関連情報含む名簿を誤送信 - 奈良県
クレカ不正利用、前四半期比2割増 - 200億円迫る勢い
QNAP、アドバイザリ9件を公開 - 複数脆弱性を修正
アプリ生成「Lovable」に脆弱性 - 生成プロジェクトに影響
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
患者画像など所在不明、調査で持出も判明 - 富山大病院
先週注目された記事(2025年6月1日〜2025年6月7日)
児童や保護者の個人情報含むファイルを保育施設にメール誤送信 - 龍ケ崎市
オーダーカーテンの通販サイトで侵害被害か - 詳細を調査中