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メタバースセキュリティガイドラインの一部を公開 - 関連3団体

メタバース推進協議会、日本スマートフォンセキュリティ協会(JSEEC)、セキュアIoTプラットフォーム協議会(SIOTP)は、メタバースのセキュリティガイドラインについて一部を公開した。

2022年6月よりメタバース推進協議会内に設置した分科会において、メタバース空間におけるセキュリティガイドラインについて検討を進めており、一部内容を抜粋して公開したもの。

策定にあたっては、当初より具体的なセキュリティ上の脅威や課題を検討するのではなく、ユーザーやコンテンツ、プラットフォームなどレイヤーごとのバリューチェーンに分解。網羅的に整理した上でユースケースよりセキュリティ上の課題を抽出したという。

今回、なりすましなどの問題が想定されるユーザーの「本人認証、本人確認」をはじめ、偽物が出回るおそれがある「サービスコンテンツの販売」、デバイスにおける脆弱性などが問題になりうる「デバイスの設計・制作」の項目を公開。想定されるユースケースのほか、課題や留意点、対策などを示した。

引き続き、ガイドラインを更新していくほか、メタバースの実証実験なども実施してあらたな課題についても抽出し、反映していく予定。

(Security NEXT - 2023/02/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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