Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

こんにゃく通販サイトに不正アクセス - 移行前の旧サイトで被害

山形県のこんにゃく専門店である丹野こんにゃくは、同社が運営する通信販売サイトが不正アクセスを受け、顧客のクレジットカード情報が流出し、一部が不正利用された可能性があることを明らかにした。

同社によれば、同サイトの脆弱性を突く不正アクセスがあり、、決済アプリケーションを改ざんされ、名義、番号、有効期限、セキュリティコードなどクレジットカード情報を窃取されたという。

対象となるのは、2021年3月9日から2022年3月31日にかけて「丹野こんにゃくオンラインショップ」で購入した顧客。クレジットカード情報861件が流出し、一部が不正利用された可能性がある。

同社では、2022年4月1日に新しいシステムへ切り替えており、新システムで使用されたクレジットカード情報の流出は確認されていないとしている。

2022年11月11日にクレジットカード会社から情報流出の可能性について指摘があり、同日外部からのアクセスを遮断してクレジットカード決済を停止。個人情報保護委員会に報告するとともに対応を進めていた。

12月1日に警察へ被害を申告しており、外部事業者による調査は12月9日に完了した。対象となる顧客に対しては、2023年2月8日よりメールや書面を通じて経緯の報告と謝罪を行っている。

同社では調査結果を踏まえてセキュリティ対策や監視体制の強化など再発防止策を講じ、改修を経て同通販サイトを再開させる予定。

(Security NEXT - 2023/02/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

個人情報をメールで誤送信、半年後に判明 - 長崎国際観光コンベンション協会
学修システムに誤設定、仮保存の個人情報が閲覧可能に - 浜医大
財務事務所で個人情報含む書類紛失と誤送付が判明 - 静岡県
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加
すかいらーく「テクアウトサイト」 - クレカ情報流出の可能性
Pythonの「tarfile」モジュールにサービス拒否の脆弱性
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
「iOS/iPadOS 18.6」で複数脆弱性を修正 - KEV掲載済みの脆弱性も
「oauth2-proxy」に認証バイパスの脆弱性 - アップデートで修正
こども園で園児情報含む教員用資料をアプリで誤配信 - 目黒区