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狙われる顧客管理ツール「SugarCRM」の脆弱性 - 米政府も注意喚起

「悪用が確認された脆弱性カタログ」に、「SugarCRM」の脆弱性が追加されたのは今回がはじめて。行政機関へ対応を要請するとともに注意を呼びかけている。

同脆弱性については、パッチがリリースされる以前に暗号資産(仮想通貨)をマイニングするいわゆる「コインマイナー」の感染へ悪用されたとの報告がある。

さらにCensysの研究者は、パッチがリリースされた1月11日の時点で、約3000件のインスタンスの稼働を観測しており、354件のIPアドレスで「webshel​​l」がインストールされるなど侵害を確認したとしている。

「SugarCRM」のクラウドサービス「SugarCloud」では、脆弱性に対するホットフィクスが適用されているが、外部のフォレンジック調査では、同サービスへの侵害は確認されなかったという。

(Security NEXT - 2023/02/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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