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GitHubからコード署名証明書が漏洩か - Mac版プログラムに影響

対象となるのは、Windows版で使用されているコード署名証明書2件と、Apple Developer ID証明書1件のあわせて3件。

Windows用の証明書については、1月4日、2月1日の段階で期限切れを迎えたが、予防措置として2月2日に失効措置を取る。今回の問題について「GitHub Desktop for Windows」は影響を受けないとしている。

一方、Apple Developer ID証明書は2027年まで期限があった証明書で、今回の失効措置により、macOS環境では「GitHub Desktop」「Atom」の一部バージョンが、証明書の無効化以降は利用できなくなる。

「GitHub Desktop for Mac」については、「同3.1.2」から「同3.0.2」に影響があり、あたらしい証明書で署名を行った最新版へのアップデートが呼びかけられている。

「Atom」については、2022年12月15日にサポートを終了しており、引き続き利用するには、今回の影響を受けなかった旧版へ戻す必要がある。

また同社は侵害されたリポジトリに関して、顧客データは含まれていなかったと説明。「GitHub.com」のサービスなどへの影響なども確認されておらず、リポジトリにあるコードの改ざんなども確認されていないとしている。

(Security NEXT - 2023/02/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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