「Chrome」にセキュリティアップデート - 複数脆弱性を修正
Googleは、同社ブラウザ「Chrome」のセキュリティアップデートをリリースした。複数の脆弱性に対処している。
Windows向けに「Chrome 109.0.5414.120」「同109.0.5414.119」、macOSおよびLinux向けに「同109.0.5414.119」をリリースしたもの。
今回のアップデートでは、セキュリティに関する4件の修正を実施。CVEベースで脆弱性4件を解消したことを明らかにしている。重要度がもっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。
4段階ある重要度において2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は2件。解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2023-0471」「CVE-2023-0472」に対応した。
さらに重要度を1段階低い「中(Medium)」とする「型の取り違え」の脆弱性「CVE-2023-0473」や「UAF」の脆弱性「CVE-2023-0474」に対処。同社は数日から数週間をかけてアップデートを展開していく予定。
(Security NEXT - 2023/01/25 )
ツイート
PR
関連記事
ネットワーク侵害を確認、詳細を調査 - テーオーシー
悪用確認された「WinRAR」「Windows」の脆弱性に注意喚起 - 米当局
エンドポイント管理製品「Ivanti EPM」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Adobe ColdFusion」に緊急性高い脆弱性 - 早急に対応を
「Firefox 146」がリリース - 権限昇格やUAFなど脆弱性13件を解消
複数Fortinet製品に認証回避の深刻な脆弱性 - 影響確認と対策を
MS、2025年最後の月例パッチ - ゼロデイ含む脆弱性56件に対処
国内セキュリティ産業の振興コミュニティが発足
JPCERT/CCベストレポーター賞、多数の報告で寄与した2人が受賞
