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「Adobe Acrobat/Reader」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正

Adobeは、PDFファイルの生成や編集機能を提供する「Adobe Acrobat」や閲覧機能を提供する「Adobe Reader」向けにセキュリティアップデートを公開した。深刻な脆弱性を解消したという。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、両製品に向けて公開したもの。CVEベースで15件の脆弱性を修正した。悪用は確認されていない。

同社における重要度のレーティングを見ると、3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は8件。

バッファオーバーフローや、解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」、域外メモリへの書き込みなどの脆弱性で、いずれも悪用されるとコードを実行されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、いずれも「7.8」と評価されている。

のこる7件の脆弱性については、次に重要度が高い「重要(Important)」とした。

(Security NEXT - 2023/01/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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