Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Acrobat/Reader」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正

Adobeは、PDFファイルの生成や編集機能を提供する「Adobe Acrobat」や閲覧機能を提供する「Adobe Reader」向けにセキュリティアップデートを公開した。深刻な脆弱性を解消したという。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、両製品に向けて公開したもの。CVEベースで15件の脆弱性を修正した。悪用は確認されていない。

同社における重要度のレーティングを見ると、3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は8件。

バッファオーバーフローや、解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」、域外メモリへの書き込みなどの脆弱性で、いずれも悪用されるとコードを実行されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、いずれも「7.8」と評価されている。

のこる7件の脆弱性については、次に重要度が高い「重要(Important)」とした。

(Security NEXT - 2023/01/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「GitLab」のアカウント乗っ取る脆弱性、悪用が発生 - 米当局が注意喚起
小学校で個別書類あると気づかず身体測定結果を誤配布 - 名古屋市
個人情報含むファイルを県内自治体に誤送信 - 静岡県
廃棄物運搬事業者への事務連絡メールで誤送信 - 横須賀市
Dropboxの電子署名サービスに不正アクセス - 顧客情報が流出
開発言語「R」のデシリアライズ処理に脆弱性 - 修正版へ更新を
保守委託先で顧客情報含むHDDが所在不明 - はばたき信組
サポート詐欺被害で情報流出の可能性 - 高齢・障害・求職者雇用支援機構
「改訂新版セキュリティエンジニアの教科書」が発売 - 日本シーサート協議会
QNAP製NASやアドオンに脆弱性 - 旧アドバイザリも更新、影響大きい脆弱性を追加