食品通販サイトに不正アクセス - クレカ情報流出の可能性
食品メーカーの築野食品工業は、同社が運営する「つの食品webショップ」が不正アクセスを受け、顧客のクレジットカード情報が流出し、一部が不正に利用された可能性があることを明らかにした。
同社によれば、システムの脆弱性を突く不正アクセスがあり、決済アプリケーションを改ざんされたもの。
2021年3月19日から2022年2月27日にかけて同サイトでクレジットカード決済を利用した顧客2086人において、クレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードなどの情報を窃取され、不正に利用された可能性がある。
11月22日にクレジットカード会社から情報流出の可能性について指摘があり、クレジットカードによる決済を停止。同日、個人情報保護委員会に報告した。
12月19日に外部事業者による調査を終え、警察への被害を申告。対象となる顧客に対しては12月26日より、メールで経緯の報告と謝罪を行っており、身に覚えのない請求が行われていないか確認するよう求めている。
また今回の問題を受けて、別のショッピングカート会社と契約し、ショッピングサイトの改修を進めているという。再開日は今後告知する予定。
(Security NEXT - 2022/12/27 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意