Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「VMware Workstation/Fusion」に脆弱性 - 「VMware ESXi」にも影響

「VMware Workstation」「VMware Fusion」の一部バージョンに深刻な脆弱性が明らかとなった。「VMware ESXi」についても影響があり、各製品向けにセキュリティアップデートが提供されている。

「USB 2.0コントローラー(EHCI)」に域外メモリへ書き込む脆弱性「CVE-2022-31705」が明らかとなったもの。仮想マシンのVMXプロセスとしてコードを実行されるおそれがある。外部より非公開で同社に対して報告があったという。

プラットフォームによって脆弱性の評価が異なり、「VMware Workstation」「VMware Fusion」では、ホストにおいてコードを実行されるおそれがあるとして、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.3」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

一方、「VMware ESXi」および同製品を含む「VMware Cloud Foundation」については、サンドボックス内における実行となるため、CVSS基本値は「5.9」、重要度は2段階低い「中(Moderate)」と評価された。

同社では、各製品向けにアップデートを用意しており、アップデートを呼びかけている。なお、11月にリリースされた「VMware Workstation 17」「VMware Fusion 13」については影響を受けないとしている。

(Security NEXT - 2022/12/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Apache Tika」のPDF解析に深刻な脆弱性 - 早急に対応を
小学校教諭が非公開の授業動画を誤って公開 - 台東区
中学の部活文書、生徒に誤って預け情報流出 - 高槻市
一部母子管理票が保存箱ごと所在不明、誤廃棄か - 川崎市
「Cisco IOS」脆弱性、公表から7年後も攻撃が継続
ホスティング管理ツール「Plesk Obsidian」に脆弱性 - アップデートで修正
「Docker Desktop」に深刻な脆弱性 - コンテナからAPIアクセスのおそれ
「iPhone」「iPad」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を修正
Apple、「Mac」の脆弱性を修正 - 標的型攻撃に悪用か
サイトに不正プログラム、個人情報流出の可能性 - 靴通販サイト