「Trend Micro Apex One」に複数脆弱性 - 修正パッチが公開
トレンドマイクロのエンドポイント向けセキュリティ対策製品「Trend Micro Apex One」やSaaS版の「Trend Micro Apex One SaaS」にあわせて8件の脆弱性が明らかとなった。修正パッチが提供されている。
重要度が「高」とされる脆弱性6件や、「低」とされる2件が明らかとなったもの。共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアを見ると、今回判明した脆弱性のなかでは、「CVE-2022-44651」「CVE-2022-44652」「CVE-2022-44653」の3件がもっとも高く、「7.8」とレーティングされている。
ディレクトリトラバーサル「CVE-2022-44653」、不適切な例外処理「CVE-2022-44652」、「TOCTOU(Time-of-Check Time-of-Use)」の「CVE-2022-44651」については、いずれもエージェントに明らかとなった脆弱性で、権限の昇格が生じるおそれがある。
同社では、「Apex One Service Pack 1 Critical Patch ビルド11128」にてこれら脆弱性を修正。SaaS版については10月のメンテナンスにて解消済みだという。
同社では周知を目的にJPCERTコーディネーションセンターへ報告。同社アドバイザリやJVNを通じて注意が呼びかけられている。今回修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2022-44647
CVE-2022-44648
CVE-2022-44649
CVE-2022-44650
CVE-2022-44651
CVE-2022-44652
CVE-2022-44653
CVE-2022-44654
(Security NEXT - 2022/11/21 )
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