Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、11月の定例パッチを公開 - 悪用済み脆弱性6件を修正

マイクロソフトは、11月の月例セキュリティ更新プログラムを公開し、67件の脆弱性に対処した。3件の脆弱性がすでに悪用済みだという。

今回のアップデートでは、「Windows」や「Office」をはじめ、「Microsoft Exchange Server」「ネットワークポリシーサーバー(NPS)」「Azure」「AzureRTOS」「.NET Framework」「Visual Studio」などに明らかとなった脆弱性に対処した。

CVEベースで67件の脆弱性を修正しており、最大重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性が12件。のこる55件については次に高い「重要(Important)」とレーティングされている。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」におけるベーススコアを見ると、「7.0」以上と評価された脆弱性は45件。「9.0」以上とされる脆弱性は含まれていない。

GitHubが採番した「Azure CLI」の脆弱性「CVE-2022-39327」や「Git for Windows」に明らかとなった「CVE-2022-39253」、AMDのプロセッサに起因する「CVE-2022-23824」についてはCVSS基本値を示していない。

また67件の脆弱性にくわえて、「OpenSSL」で修正された脆弱性「CVE-2022-3786」「CVE-2022-3602」を反映するプログラムも提供している。

(Security NEXT - 2022/11/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
Oracle、「Java SE」に関する脆弱性13件を修正
Oracle、四半期定例パッチを公開 - のべ441件の脆弱性に対応
メール誤送信で横断幕掲示応募者のメアド流出 - 飯塚オートレース場
WordPress向けプラグイン「InstaWP Connect」に脆弱性
Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明
LINEヤフーに再度行政指導 - 報告受けるも対応や計画不十分
「Microsoft Edge」にアップデート - 「Chromium」の脆弱性修正を反映
小学校で保護者や教職員の口座番号含むUSBメモリを紛失 - 東村山市