Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

個情委、破産者情報公開サイトに停止命令 - 刑事告訴検討

個人情報保護委員会は、破産者などの個人情報をインターネット上で不正に公開している事業者に対し、個人情報保護法に基づく停止命令を行った。

破産手続や民事再生手続の開始決定を受けた個人に関する氏名や住所などを。地図データと紐付けて公開しているウェブサイトに対し、11月2日付で個人情報保護法に基づき、停止するよう命令したもの。

個情委は、違法や不当な行為を助長したり、誘発する方法で個人情報が利用されていると理由を説明。破産者などが差別的な取り扱いを受けるおそれあり、重大な権利侵害のおそれがあるとしている。

今回の命令に先立ち、7月20日にも停止を求める勧告を行っていたが、停止することなく報告徴収にも応じておらず、罰則の適用を求めて刑事告発の手続を進めていると説明。今回の命令に違反した場合は罰則の適用を求め、刑事告発を行うことを検討しているという。

(Security NEXT - 2022/11/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
メールの誤送信で学生のメアドが流出 - 都住宅供給公社
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「サポート詐欺」で1000万円の被害 - ネット銀を遠隔操作
狂犬病予防接種会場で強風により申請書が飛散 - 京丹後市
開示したNPO法人事業報告書で墨塗り漏れが判明 - 山口県
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
LINEヤフーに再度行政指導 - 報告受けるも対応や計画不十分